箱人間の日記

自己満備忘録

12/1 スマイルマーメイド感想

 

※感想ですがちょっと批判的な部分が入っています。褒めている要素少ないです。

 

蒼井さん主演の舞台。

初日公演。幕開けですよ幕開け!

あまり舞台を見に行く習慣がないので(茉麻の舞台を全然見に行っていないのは反省している)いやはやどんなもんかなって感じでした。率直に言えば蒼井さんが人魚の役をやるって部分に惹かれたっていう不純な動機でしたし。

個人的に前日(11月30日)に大きな節目を迎え、ちょっとした不安要素もなくなったので気軽な気持ちで舞台を見ることが出来ました。

 

そうして私は世界で一番美しいであろう!人魚姫を!見に来たのである!北千住にて…!!!

一言で舞台の感想を書くならば。

「え、マジなの?」って感じの内容でした。良くも悪くも。褒めてないです。

さすがに自分らが知っている人魚姫の物語とは全然違ったものになるんだろうなというのは想像してました。蒼井さんもインタビューやテレビで似たようなこと言っていましたし。だからまあ終わり方については「こういう終わり方もあんのね~」で多少の不満はありましたが金を返せとまで言うものではなかったです。

ただ尺の問題なのか展開がいささか急であったこと、そして終わりにかけての流れがちょっと強引だったことが個人的にはすごく文句大有りでした。ストーリーもうちょっと頑張れなかったのかなあ…!!!

マリナとケントが恋に落ちるのなんて展開早すぎですし(これに関してはイルカのドーフィンが突っ込んでいましたが役者に突っ込ませて自虐ネタにさせんのどうなんだよって感じでした)、マリナが後半スネイキアに洗脳されるのもちょっと強引に見えました。マリナは純粋って設定っぽいのでまあ純粋さゆえにヤンデレ化してしまったのは仕方ないのかもしれませんが…。そしてまあびっくりしたのがケントまでマリナのヤンデレに感化されてしまったこと。さすがにマリナの異変に気付いてマリナの要求を断るかと思いきやのマリナの言うとおりだ!マリナを信じられなかった俺が悪かったよ!みたいな感じで自分も海の世界に入るとは。しかもこの辺から二人のために犠牲になったパブロのことを忘れているっぽいし。

マリナもケントも純粋(心が清らかなのできっと疑うことを知らないんだろうね!)なんですが、純粋さゆえに周りが見えていないのはどうなんだよと思いました。悪く言えば自分勝手。

別にこの舞台を見て蒼井さんが嫌いになったってわけではありませんが自分はこの舞台を複数見るものではないかなってくらいの印象でした。

あとは自分があえて初日の公演を選んだだけで、回を重ねるごとに良くなっていっていたとは思うのですが「ん~?」って思った部分はダンサーの方々のダンスがたまに不揃いだったことですかね。別にシンクロしてほしいわけではないのですが、バラバラ率が結構多かったのであまり練習できなかったの?って思っちゃいました。嫌な人間ですはい。

他にはルカがただの嫌な奴なのかと思ったらただのギャグ要員だったこと。ただこのおかげで自分はケントとルカどっちが好きかと聞かれたらルカって答えます笑。バッドシャークのダンスシーン、振り付けがすっごくダサかったのでもっといい振り付けあったんじゃ、、、って思いながら見ていたのですが後であえてダサい振り付けにしていたのかって納得しました。もうちょっと絡ませてほしかったな~。悪役にもなりきれていなかったので。

そして…根本的な問題になりますが蒼井さんが一回だけセリフを噛んでしまったことが個人的にすごくすごく残念でした。初日だとか、慣れない舞台だろうし緊張しちゃってセリフを嚙んじゃったのも仕方ない!ってなりますけど中盤でしたしせっかくその雰囲気に入り込んでいたのに現実に引き戻されてしまって…まあこれは蒼井さんもショックだったろうと思いますが…。セリフを噛むときっと役者さんもヒヤっとすると思いますが客側もヒヤっとするんだな~って初めて感じました。人間ですからミスはあります。うん。仕方ないね。

あとはあとは本当に蒼井さんには申し訳ないのですが、蒼井さんは完全な女役というのはあんま向いてないなと思いました。いやいやビジュアルはとても綺麗でもう100点満点なんですげど声がいかんせん…。

蒼井さんは魅惑のハイトーンボイスを売りにしていますが、そうはいってもやっぱり男性なので裏声を使っていても無理があって気持ち悪く感じてしまいました。あれなら普通の地声で喋ってくれた方が自然なのでは。なんかもったいないな~~~。声のせいでなんか中途半端に感じましたし。彼はこの舞台の前にやった「PRINCE KAGUYA」のような「女の子として育てられてきた男の子」の役が一番合っていると思います。もし次があればまたそういった役にチャレンジしてほしい。

 

褒めるとすればパプロ役の加藤清史郎君がめっちゃくちゃかわいかったことですね!最初「ワン」しか言わないんでまさかこのままで行くのかと思いきや。声変わりの時期っぽいのでちょっとハスキー気味でしたがそれが逆に良かったです。

この舞台は道化であるパブロとドーフィンにすごく助けられたと思います。彼らがいてくれて本当に良かった。

 

ラストはまあ別に、私個人としてはいいんですけど、でもやっぱりなんか言うなら「ええ…」って終わり方でしたね。他の観客の方々もあれはちょっと引いていたみたいでした。この舞台の表題曲である「Endless Song」がもうトラウマになって聞けなくなるかも~みたいなこと言っている声も聞こえたので。人間と人魚じゃ寿命も違うのでしょうが。まあ質の悪いブラックジョークを聞かされたような気分の終わり方でした。

この舞台のテーマって”永遠の愛”みたいですがなんか皮肉のように見えちゃいました。

 

なんというか、舞台ってやっぱ大団円のハッピーエンドを想定して見ちゃう部分があったのでその分ショックが大きかったなあ。パブロが死んだシーンも「まあどうせ生き返るだろ?」って甘く見ていたので。まさか生き返らないまま終わるなんて。

うーん。この舞台のおかげでちょっと舞台が苦手になってきたかもしれません。けどまた蒼井さんが舞台をやるのならそれは絶対行きます。蒼井さんの歌声すごく綺麗で素敵だったので。あとは一時的にですが蒼井翔太が作り出す世界に入れてよかったです。

結構マイナスなことを言ってしまいましたが次もし舞台を見るとしたらこういう感情を捨てて舞台を見たいです。そしてどんな終わりでも「すごく良かった!」と思えるような、そんな舞台をこれから作り上げてくれることを願いながらこのポストを終えたいと思います。

舞台お疲れ様でした。